愛知県の旅:明治村 (3)

 明治村には三つの乗り物がある。SLと市電は丘陵部の高い所を走っている。ボンネットバスは入鹿池に近い比較的低い所を運行し随所に停留所が設けられている。SLは村の端の北口から村の中程まで伸びており、そこからは市電に乗り換えて村のもう一方の端まで行けるようになっている。どちらも数分の乗車時間だが、乗り物の力も借りないと村を見尽くすことは困難だ。
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                      ボンネットバス

 蒸気機関車は2両あるが、この日は明治7年イギリスから輸入され、昭和32年まで名古屋鉄道で走っていたものが使用されていた。客車は3両つながれ、いずれも明治末年国内で製造されている。どちらもミニサイズの狭軌用である。しかし、煙を上げ、線路面へ蒸気を吐き出して進む姿は、体躯小なりといえ、やはりSLらしく勇ましい。
 機関車が方向転換する際、円形の転車台に載せられ、その転車台を二人の人力で回転させているさまは、ここしか見られない楽しい光景だ。
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                      走るSLと転車台

 市電は明治28年京都で初めて開業された。今、動態展示されているのは1両きりで、明治末年の製造だ。運転席の開放式が珍しい。車両の大きさは今のものと変わらない。運転席を進行方向に車両の前後入れ替わるごとに、運転士がロープを操ってパンタグラフ(架線と電車をつなぐ棒状の線)の向きを変える状景はのびりしていて、ユーモラスである。
 こうして約80%ぐらいの施設をざっと見たであろうか、もう疲れ果てて15:40明治村を後にする。5時間15分の滞在であった。
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                    京都市電と開放式運転台
 

この記事へのコメント

シンちゃん
2010年05月16日 13:24
明治村グット

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